カウンター6席の小さなお蕎麦屋さんです。勝手が分からず席に座りメニューを眺めました。 奥には大人のご夫婦が静かにお蕎麦を堪能している様子。なんとなく緊張しました。 お酒もかなりありまして、有名どころというかこだわって集めたものばかりという感じ。 「すみません!注文いいですか?」なんて声を上げたところ「お待ち下さい。すぐお伺いいたしますので。」との低い声。どき・・・なんだか横柄な態度をとってしまったかしら?? その後、玉子焼き、水晶海老シュウマイ、にしん煮、二色蕎麦を注文。 しばらくぼぉ~っと外を眺めていました。するとこちらを・・とカウンターから差し出された膳を受け取りました~。 その瞬間に期待感は絶頂になり、好奇心をかきたてられます。「職人」という雰囲気のご主人から生まれるものはさわりの部分から美しく美味しく、食道楽の想像力を膨らませるんです。 ただものならぬ雰囲気をかもし出しているご主人から次に運ばれてきたのは玉子焼き。「醤油がなんか違うよ?ん?なんだろ?ん?」なんて言いながらパクパク。特製のタレなのかしらと頭の中がどこかへ飛んでいる時に差し出されたもの、「づけ」でした。 ええ~っ?(☬_☬) 注文したかのように食べあまりの美味しさに思考が何処かにいっていた私!「そうでした!すみません!ありがとうございます!」それしか言えません。(汗)でも心はにしん煮へ行っておりすぐさまにしん煮へ箸をつけました。美味しい!甘すぎなく濃すぎなく、粒のさんしょうまで美味しい。ノックアウトです。全て何が違うのかを考えながら食べるのですが次々箸だけ進んでまたしても直後に平らげてしまいます。 そして蕎麦湯を飲む。やっぱりつゆも違う。ここだけは今までのんだつゆとは完全に違うものなのです。コク?深み?醤油の角なんてこれっポチもなく出汁もすごく効いている。しかしながらふつう鰹の香りがするのにここは醤油の香りも強い・・・。初めてこんなに違いのあるつゆに会いました。残りのつゆも飲み干し、お愛想を待つ間に雑誌コピーのチラシをチラリ。。。 「これだ~!!」とまたしても声に出してしまいました”ご主人うまいものを求め全国を回る食い道楽ゆえの知識が料理食材に生かされている。そば粉は信州霧ノ下と十勝のもの。醤油は通がため息を漏らす紀州の「角長」「三ツ星」!その他にも天塩、味の母(味醂)羅臼昆布、佐賀海苔、村山千鳥酢、原了郭(香煎・山椒)七味屋、大白(胡麻油)自然食にこだわり材料にここまでこだわれるお蕎麦屋さんがあるでしょうか?”ああ、今度は梅錦や菊姫や黒牛などの限定日本酒も飲んでみたい。ちょっと緊張するほど威厳のあるご主人だからって遠慮できません。だって食べたいんだもん。「もう一度味わいたい、もう一度・・・。」と癖になっていくのでしょうか。違う観点で、蕎麦食べてみませんか?実は原点だったりして? せいろ800円、二色蕎麦1300円、玉子焼き600円、ニシン煮700円、水晶餃子750円、 崩れ豆腐450円、本鴨ロース1800円、焼き味噌600円、手打ち鴨汁うどん1800円、づけ750円 03-3364-5758 新宿区高田馬場3-33-5 12:10~売り切れ次第/大体5時頃(金休)
by noegon8p
| 2006-01-09 21:49
| 都内蕎麦屋さんめぐり
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