目黒、江戸前に「I」がある

月が変わった。「I」に行かなくては・・・。「I」は私にとって江戸前と料理の「塾」でもある。
「I」には今日も暖簾は出ない・・。それはたまたま席が空いていても。
今日は早かったかな。予約の30分前に着いた。
大女将が掃除をしている。板さんが近くにある冷蔵庫・食器棚まで走っている。
静かにそれぞれが仕事を進める。開店前の慌しさに「緊張感」を感じる。
そして10分前に入れて頂く。他のお客様も到着する。
大女将・大将・女将・板さん2人で切り盛りするも連携プレーがすばらしい。
こちら盛り上がりながら他に目をやると台所で次の準備をする大女将。裏や横の隙間を
走る若い職人・・・。見えないところでもひっきりなしに忍者が動いてます(笑)
「仕込みは何時から?」板さんに尋ねる。「朝8時半9時位ですね」「何時に終わるの」
「終わんないときは開店してもまだ続いてます。」
こんなに「きっちりした仕事」するには手間も暇も費やしますよね。感動を与えるってそんなものなんですね。



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き、きれーななめろうと開いてないいい所どりなじゅんさい、白出汁的な酢で。
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素晴らしい赤鯛
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東京湾まで泳いできた初鰹
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今は初がつお。油が落ち渋みや酸味を味わえる最高の時期。今日は勝浦から。
それをこの職人が愛する「日本中で1人しか作れない和がらし」の入った魚醤で頂く。
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焼印があり「名刺代わり」だという玉子焼きは「難しいのですよ、玉子焼きが一番!」
・・・焼印は消しておきます。「I」

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しゃこ
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酒盗醤油で
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マコ。
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手間隙、長い時間がかかりこれを店で出す人は居ないという。
それほど隋をやわらかく煮たもの。・・・漁師が味わう絶品な逸品。
いつでもあるモノでもなくいつでも作る訳でもない。この先生きていて又これを口にすることはあるかしら。

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オリジナルカラスミの皿
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板さんの包丁。鍛えられたいい腕に、磨かれた道具。
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最後のほうは灯りも落ちてくる。・・・・私余計な説明はしません。感謝して再度、目で味わうだけ。
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これがいっぱしの料理人、大将の遊び心。ジンジャーエールがあるのだから・・・「ガリエール」!!

心が温かくなる笑いと発見、惜しみなく語る知識。
見えないところの努力は一口で終わるものに詰まっている。
料理は人を幸せにする。
目黒 江戸前に「愛」があるのです。
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by noegon8p | 2008-06-13 07:35 | 日々のつぶやき


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