7時に中で誰かが椅子に座って足を伸ばし軽くマッサージのょうな動きが見えます。 朝も早くから鴨を受け取りに行き蕎麦を打ちお掃除を済ませ、ほんの5分ほどの休憩。 それを見ると外でもう待っているよというアピールはしたく無いなぁと思いました。 7時半開店すると「あら~!どうぞどうぞ!」といつも変わらないご主人の笑顔に温まります。 いつものカウンターに腰を下ろすと蕎麦茶を直ぐに運んでくださいました。 今日は携帯でのスナップです。 「田舎に行くと深山蕎麦ってよくいうでしょ?」「ん~聞くような気はしますケロ~」というと 「深山って挽きぐるみのような黒い蕎麦なのよねぇ。 蕎麦上人に居たときはずっと田舎と呼んでたから、当て字でつけたのよ。じゃ鴨せいろは深山を盛りましょうか?」 ご主人の提案に「わぁい~楽しみ!その食べ方初めてですねぇ」その後あれよあれよと3組入ります。 皆にお茶をお出しした後に注文もう少しお待ちくださいませ、直ぐに・・・。と私の注文を直ぐに出してくださいました。 ひいきとかじゃないのです、皆様見るからにカップルや仲間でお休の方々。 私が9時までに会社に着かなくてはいけないことに気を使っているのだと伝わりました。 この急須、初めて来た日から変わらないなぁ・・・・。 立ち食いも町蕎麦もコンビニ蕎麦でも、ただひたすら食べてみた頃です。 ご主人に質問。「鴨せいろってなんですか?」と聞いた。とても親切に教えてくださった。 このセットが現れてしばらくして「あの、つゆは来ていません」 「あの、その温かい鴨汁がございますでしょ?それにお蕎麦をつけて召し上がるんですよ。」 「え?このスープみたいのですか?」とんちんかんです。湯気が出そうでしたねぇ。 「あの・・・・この茶碗は?」「つゆを分け入れて蕎麦湯を飲んでくださいね。」 清算のときに「あの蕎麦というものはうちの田舎にはなかったので・・・・」と申し上げる。 それからは来るたびにお客さんが居ない間はいろんな話をしてくださった。 今はもう、それどころではない。朝から客が並んで待つのですから。 でも、ここのお蕎麦ほっとします。深山で食べた鴨蕎麦はせいろより甘みを感じました。 もちっとした深山は数倍甘みを含んでいます。冷たく〆られた状態で食べるとつるんとしていますが、お口の中でもちもちに変わります。この組み合わせもいい。 ご主人が1人でお運びして厨房へ戻る途中「いかがでした?」と声をかけてくださるのですが 「はい、もう、これも美味しいい~!」としか言えない表現力の乏しさ。 いつも旅行に行くと「鷹匠さんへ」蛙を買ってしまいますが、現代風すぎてボツ、大きすぎる・・・など。 いつのまにかうちにもちらほら蛙が増えてまいりましたが、この子ならきっとおじゃまじゃない! 弟子入りできるにちがいないです! 達をそっとカウンターのうち場に並べます。 カウンターのふちには沢山の先輩カエルが並んでいて、ご主人は時々蛙を変えてらっしゃるのです。 「僕たちもカエル道の弟子にしてください」と噴出しをつけてそっと帰りました。 そして今日は蕎麦クッキーをお昼ごはんに買いました。ここのクッキー甘くない。 ほんの少し甘みがある?感じのナチュラルなクッキーです。ぼりぼりとした歯ごたえは蕎麦ならでは。 太らないおやつとしては完璧です! 「いってらっしゃいませ、今日もがんばってくださいね。」 言葉に送られてバスに乗って会社に向いました。 気がついてくれたときの想像が妄想に変わります。 ご主人笑ってくれたかなぁ。
by noegon8p
| 2008-11-21 21:14
| 都内蕎麦屋さんめぐり
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